先祖が遺(のこ)した尊い教え、その勢法を間違いなく受け継ぎ次の世代へ伝承し、時代の趨勢(すうせい)とともに変転する武士に対する価値観にも呼応いたし、流祖の教える業(わざ)が絶対なる精神であり剣技であることを今世代に顕現実証しなければならない使命があり、これを果たして初めて武士道伝承の意義がある。 その為には、すなわち作法の深心機運の奥義を、己において帰趨(きすう)する鍛錬稽古の継承だと考える。 練磨修練の奥旨を悟り、抜刀術(いあい)の秘奥を開眼の為、艱難辛苦 日々鍛錬精進し 本懐を目指し増々剣心を練磨すべく先祖の勲功を受け、武門の誉れ万代でもと伝え遺した武勲の足跡を糧とし、剣禅一体の境涯を求めるものである。 今に生きる 侍 として武士道の神髄の追求に生涯をかけ、全身全霊を傾注できれば幸せな人生であると考える。 侍の魂といわれる神聖なる日本刀、武士道によって今日の日本人の精神の規範となり道徳となった崇高な侍の威厳、偉功を尊守しその威信に貢献できればと考える。
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